まるで人生何周もしたかのような顔した令嬢は私に言った

トリッテ・アトランテの日記

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　3月４日

　折角お茶会にお誘いしましたのにナタリア嬢は体調を崩し欠席でした。平民上がりの貴族がどんな方なのか知りたかったのに、非常に残念でしたわ。
　かわりにカトレナ嬢が私の隣に座ったのだけれど、まさか彼女がカップを割るだなんて。まぁでも、私の黄金の髪にぴったりの豪華なカップを弁償してくださるそうなので、カップの一つや二つ許してさしあげますわ。
「これからもよろしくお願いしますわ」とあちらから言ってくださったので、私も丁寧にあいさつを返しましたの。また会う日がとても楽しみだわ。