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どうして樋浦はこんなに私を喜ばせる言葉を知り尽くしているんだろう?それが今までの樋浦の経験に基づくものだとしたら、もしかしたら他の女の人にも同じように、こんなに素敵な言葉の雨を降らせたのだろうか?
「澄ちゃん、ちゃんと集中しろよ」
「え?──あっ、ん、」
「余計なこと考える余裕なんかねえだろ?それにしてもすげえ濡れてんな」
するりと下半身の敏感なソコを撫でた樋浦の指先に惑わされて、甘声が漏れる。自分でもわかるほどはしたなく濡れたしずくを絡め取るように、樋浦の指が外側の蕾をこすると、感じたことのない刺激に襲われた。
「ここ、ちゃんと気持ちいい?」
「や、あっ、─…わかんな、でも、ふあぁっ」
「最初はナカだと痛いだろうからさ、こっちから始めてみような」
そう言っておもむろに私の頭を撫でた樋浦が元々割り開かれた両足を持ち上げて、その間に顔を埋めるから震えてしまった。何度も漫画の中でなら見たことのあるシーンをまさか、本当に自分が再現されるなんて。
恥ずかしくて死んでしまう。
でもそんな羞恥さえ、容易く掻き消されて。
「待──…ッ、う、あぁっ」
蕾をなぞるように這わされるざらざらとした舌先に苛まれると、オカシクなる。今まで誰にも暴かれたことのないその場所に触れられて、堪らなく恥ずかしくて狂いそうなのに、何故か少しも嫌だとは思わなくて。
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