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コースケ「じゃあ何しに行くんだよ?」
音羽「合同キャンプだ。我々(Belvorg)と(Hræsvelgr)のな」
コースケ「(Hræsvelgr)?」
リア「何なんですか?それ?」
音羽「兵士養成科の特務生候補の総称。わかり易く言うと向こうの宇宙の君たちと言う事だ」
リア「向こうの宇宙の私たち?」
コースケ「はぁ?んなもんどうでも良いよっ!!!」
コースケ「つか、何でんな奴らとチーム組むんだよ?」
音羽「君たちに経験を積んでもらう為だっ!!!?」
音羽「ココだけの話だがっ!!?実は近々…領域調査をする事が決定している!!!?」
音羽「そして…その調査に我々(Belvorg)と(Hræsvelgr)が合同でつくことが決まっているんだ!!?」東條はそう言うと…少し目を細めて真剣な眼差しを向ける。
それを見た…芹沢は心の中で深い溜息を付いて…納得した様な顔をして…ポツリと「うぜぇ」と呟く。
それから数十分後…長かった教官の話は終わり…午後の特別講義が終わった。その日の夕方…コースケたちは全寮制であるここ(Belvorg)の寄舎の前まで来ていた。
というのも(Belvorg)は全寮制の兵士学校で…TATSUYAとコースケも今日から宿舎に入る事が決まっていた為である。基本的に部屋はルームシェア方式で7人ほどの人間と合同で使う事となっている。
そして風呂とトイレとキッチンは共同だが…部屋は各々個室で鍵をかけられるようになっている。部屋割りはAチームとBチームに分かれており…各々の入学時の成績を考慮して両チーム互角になるように設定されている。
チームとしての絆を磨く為に団体行動を学ばせる為にルームシェア方式は最適で…成績の悪いチームメイトをどのようにするか?を見る為の訓練である。使えないと切り捨てるのか?それとも別の道を選択するのか?各々の采配が試されているのである。
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