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愛する姫を救うため
僕は何度だって立ち上がる
決して負けてなるものか
「ゔぁあああああ……!!」
そう思っていたけれど
もうだめだ
終わってしまう
もうだめだ
腹から滴るのは血
次から次へと敵に撃たれ
僕は立つことすらままならない
「お願いだから、殺さないで!」
姫の声がした。
「王子を殺さないで!お願い!」
大勢の敵たちが、僕に銃を向けてくる
嫌らしい笑みを浮かべながら
僕は姫を、救いたいのに
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