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「なあ、何をするために出てきた?」
エルは水のペットボトルを俺に投げた。もう一本のボトルのキャップを開けて水を飲でいる。
「仕事で東京から神田へゆくつもりだった。
あいつらは何だ?」
「都内の水道水に何かが混入した。飲んだのが奴らだ」
「浄化装置があるだろうに・・・」
「これを防げるか?」
エルがタブレットを見せた。そこには搭乗兵器のような物体があった。
「何だこれ?アニメの画像か?」
「ここからは、私の推測だ。
これは機動兵器だ。ヒューマの体内に入って脳に集り、ヒューマを支配する。支配されたら、ヒューマは元には戻らない」
「エイリアンか?」
「そうだと思うが、国防省も警察省も科学技術省も、誰もそんな事を認めない」
「この画像でもか?」
「この画像自体を認めないんだ。エリアンが微細な存在だなんて思っちゃいないんだ。なぜかはわからん」
「この画像を誰が撮った?」
「私の兄だ」
「何者だ?」
「理科教師だ。また来たぞ!」
エルは交番の正面に現れた奴らの頭を銃で吹き飛ばした。
奴らヒューマノイドとヒューマを区別するのは目だ。奴らの目は瞳孔が開いて真っ黒だ。表情がない。動きが緩慢だ。俺でも奴らの頭部を撃てる。そして、奴らの血液など体液は緑色だ。
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