きららとキラルンと雲母(きらら)

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 夜が更けて他のユーザー達が一人また一人と落ちていっても、メイメイと雲母は話に夢中になっていた。 「メイメイ:いくら同類とは言え、色んな人がいるだろうし、知らない間にお互い傷つけてるって事もあり得るし……大勢の見知らぬ人たちと繋がってもっと大勢の人達に意見を言うなんて、ちょっと攻撃されたらすぐ死にたくなりそう」 「雲母:せめてマタニティマークならぬHSPマークみたいなの欲しいよね」 「メイメイ:ええ?周りに知らせて何かいい事あるかな?別に電車の席とか譲って欲しいわけじゃないんだよ」 「雲母:あるって。例えば、見るからに足が悪いってわかる人に、いきなり膝カックンなんてしないでしょ?少なくとも悪気なく傷つく発言されたり脊髄反射的に不機嫌な態度とられて、一週間くらい人知れず死にたい気分になる前に、一瞬だけでも是非を考えた言動をしてもらえるんじゃないかと」 「メイメイ:自分からアピールしてかえって敬遠されたり、わざといじめられたりしないかな……」 「雲母:って言うより、キツイ態度や否定的な言い方はしないで欲しいとか、当たり前の事なんだけどね」  意気投合した二人は、それから色んなことをよく語り合うようになった。    
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