100回目の初めまして
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祖父の死から数ヶ月、祖母はよく、外を見るようになった。 そしてそれから数ヶ月、 「 どちら様?初めましてだね〜 」 毎日会っているのに、初めましてと言うようになった。 認知症という診断に、誰も驚かない。 祖父のいない世界は、祖母には辛過ぎたのだろう。 母は泣いていた。 祖母は、初めましてと、笑っていた。
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