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本陣から少し離れた木陰で。
「で、ウェインよ。いつものあれやんのか」
アルウィン・ストラード・マクギリスが自慢の4mを超えるランスを片手で振り回しウェインに話し掛ける。
「あれしかあるまい」
然も当然といった感のウェイン。
「地の利を生かして敵本陣に奇襲攻撃ですな」
身長が165センチくらいだろうか。筋肉質な体系をした茶色のワイルドヘアーに顎髭を生やした男がフットマン・アックスの手入れをしながら話に加わる。男の名はカルザル・スチュワート・アルバロスといい年の頃は40代前半といった所だろうか。
「多勢に無勢。それ以外勝ち目はありませぬでござるな」
身長が170センチで痩せ方の体系に、黒髪をオールバックにした男が凛と立ち両腰にぶら下げたロングソードの柄に両の手を添えて話を続ける。男の名はウェザード・アルスター・ストラトスといい年の頃は30代前半くらいだ。
「ウェインがそう言うならいいんじゃないですか。まあ、私たちが本気をだせば……」
身長が175センチくらいだろうか。痩せ型で筋肉質な体系。金髪のロングヘアーをポニーテールにした男が、狼が描かれた旗が付いたロングスピアーを振り回し話の後に続く。男の名はカイン・イングウェイ・マクスウェル。年の頃は20代後半といった所だろうか。
「その事なのだが、――あれはカインが想定した最悪の場合(ケース)のみで、それ以外は使ってはならぬ」
ウェインが念を押すように皆を見据えて話す。
「あれは人外の力を持つ者にのみ、という事ですな」
手入れを止めウェインを見て確認するように尋ねるカルザル。
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