何もない2日

1/1
前へ
/9ページ
次へ

何もない2日

目が覚めた。私は今日、目覚めたくなかった。何故なら学校があるからだ。  だが、分からないことに今日学校に行ったら‥‥。  ー そう、何も。  今日の給食は美味しそうだな。あのクラスメイトむかつくな。とか日々感じそうなことが、大切な何かが、私からごっそり取られた感じがした。  戸惑っている中で考えていくと、ある考えが浮かんだ。 慣れたんだ。人から仲間外れにされることが。これ以上自分が傷つかないための耐性が付いたんだ。  だが私は、そんなのいらなかった。耐性なんてあっても、私が楽しく過ごせないんじゃ意味ない。そんなことを考えていたら、2日が終わった。憂鬱な一日よりも早く終わった。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加