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ユミとタクヤは喫茶店で何時間もお互いの気持ちや考えについて語り合った。時が経つのを忘れるほど、真剣に向き合う二人の姿に、店員もこっそり微笑みを浮かべていた。
「あ、もうこんな時間…」ユミが時計を見て驚く。タクヤも「あっという間だったね」と笑う。
「帰りに、あの新しくできたお店でアイスクリームを食べない?」とタクヤが提案する。ユミは、少し迷ってから、「いいね、行ってみよう」と応じた。
道中、二人は学校や友人たちのこと、未来の夢について話し合った。特にユミがダンス部に入っていること、タクヤが写真部に所属していることが、新たな話のきっかけとなった。
アイスクリームショップでは、偶然ユミの友人、サキと出くわした。サキは、ユミとタクヤが一緒にいるのを見て、にっこりと微笑んだ。「また二人でデート?」とからかうサキに、ユミは「ばか、そんなことないよ」と照れくさい反応をした。タクヤは、サキとの会話の中で、ユミがどれだけ自分のことを心配してくれているかを知ることができた。
アイスクリームを食べ終わり、ユミはタクヤに「今日、ありがとう。本当に色々と考えさせられたよ」と真摯に感謝の言葉を伝えた。タクヤも「僕も、ありがとう。ユミとの時間はいつも特別だよ」と答えた。
夜の街を歩く二人の姿は、まるでライトアップされた夜空の星々のように、輝いていた。
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