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授業第2回『星の王子様』キツネの言葉について
さて、前回の授業でお話しできなかった星の王子様のキツネについてですが、彼は「友達になる」ことを「飼い慣らされる」と表現しています。
「飼い慣らされる」と、ある人がその人にとって特別な存在になる、と。
そして友達になったら、友達になるのにかけた時間の分だけ、相手に対して責任がある、と。
強烈な表現ですが、私には非常に美しい表現に思えるのです。
人には、ある人とかけた時間の分だけ、思い出も紡がれていく。一緒にいて楽しいのは、また、別れが悲しいのは、その人と積み重ねた時間や思い出があるからです。
チャイムが鳴った。
では、今日はここまで。
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