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同じころ、星矢 恵亮も違和感に襲われていた。
自分は田所由香里が好きだが告白はしていない。にもかかわらず、一夜明けて目覚めたら自分は由香里と付き合っていることになっている! しかも、その由香里が違うのだ。恵亮の知る由香里は物静かだがロマンチストである。
だが、今目の前にいる由香里は活発で、言い方は悪いが恵亮から見ればバカのように騒いでいる。
「星矢く~ん、カラオケいこ~よ~」
「興味ないんだ」
「ノリ悪っ。つまんな~い」
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