2章  崩壊

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 一日有ればこの辺り一帯を森にすることができる。  最初は謎の出来事に困惑しながらも、こうして対応していければ何とかなるものだな。  自販機の側で見たあの鳥・・・、普通の鳥ではない。  ましてや爆発音がする直後のあの声は、あの鳥が発声したのだから。  『魔界(ディアルド)』か・・・・・・  地球を変な世界、否、変な星へと変えたのは人間ではない。  人間がそのような力を持つことは、まず無い。  なら誰が遣ったのか。  信じたくないが、神様なんてのが原因だろう。  勿論、証拠なんて無い。神を見た者は一人もいない。  だが、このような有り得ない事態を引き起こすにしろ、人間の可能性はやはり無い。  そうこう考えていると、ぐぅと腹が鳴った。  「食べ物・・・」  短距離しか歩いていないのに、どうしたものか・・・・・・と考えていると、「貴方、見ない顔ね?」という声が聞こえた。  後ろを見ると、そこには俺と同い年くらいの女の子が立っていた。  学校の生徒かと思いきや違った。  服装が制服ではなく、ゲームの中にある戦闘服の格好をしていたからだ。
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