神を否定するための回転式拳銃Ver.s4.00

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おはよう。調子はどうかな? まあ、どうか落ち着いて話を聞いてほしい。 君は神に選ばれたんだ。 我らが偉大なる神が情けをかけてくださり、君は死の淵から舞い戻ってきた。 神は君を認めてくださったのだ。 これは誇るべきことであり、最大の名誉でもある。 申し遅れた、私は神の使いである   だ。 数年前に君が倒した悪魔と同じ格好をしているが、黙っておいてほしい。 私は君の正義を試しているのだ。我らが神に選ばれし者を見定めるためなのだ。 おっと、どこへ行くのかな。 確かに、それは君が使っていた拳銃だが。 君を治療する際、思い入れのある道具が必要でね。 それで私を殺しただろう? 覚えているともさ。 君は悪は人が生み出すものだとよく語っていた。 その正しさを来世でも証明してほしいのだ。 否定しようが何をしようが別に構わないが、結果は見えている。 それでは、次の私にどうぞよろしく。 (目が覚めると自室にいた。そいつは笑っている。私はリボルバーをこめかみにあて、引き金を引いた。) やあ、二度目ましてだね。調子はどうかな。 まあまあ、どうか落ち着いて話を聞いてほしい。 君は神に選ばれたんだ。 我らが偉大なる神神が情けをかけてくださり、君は死の淵から舞い戻ってきた。 神は君を認めてくださったのだ。これは本当に誇るべきことなのだよ。 申し遅れた、私は神の使いである   だ。 数年前に君が倒した悪魔と同じ格好をしているが、黙っておいてほしい。 私は君の正義を試しているのだ。我らが神に選ばれし者を見定めるためなのだ。 さすが、私を倒しただけのことはある。実に行動が早いね。 確かに、その引き出しには君の拳銃がある。 本当に正義感が強いんだな。神はその心意気を買ったというのに、実にもったいない。 否定しようが何をしようが別に構わないが、結果は見えている。 それでは、次の私にどうぞよろしく。 (目が覚めると自室にいた。そいつは笑っている。私はリボルバーをこめかみにあて、引き金を引いた。) やあ、三度目ましてだね。調子はどうかな。 とうとう聞く耳も持たなくなったか。 一旦座りたまえよ、話を聞いてほしいだけなんだ。 君は神に選ばれたんだ。 我らが偉大なる神が情けをかけてくださり、君は死の淵から舞い戻ってきた。 神は君を認めてくださったのだ。 誇るべきことだというのに、君の正義感はすべてを邪魔してくれるね。 申し遅れた、私は神の使いである   だ。 十数年前に君が倒した悪魔と同じ格好をしているが、黙っておいてほしい。 私は君の正義を試しているのだ。我らが神に選ばれし者を見定めるためなのだ。 私については何も言わなくなったか、本当に決意が固いんだな。 残念ながら、その引き出しには君の拳銃はない。隠させてもらったよ。 本当に執念深い。その固い意志を将来に活かしてほしいだけなのだよ。 否定しようが何をしようが別に構わないが、結果は見えている。 それでは、次の私にどうぞよろしく。 (目が覚めると自室にいた。そいつは笑っている。私はリボルバーをこめかみにあて、引き金を引いた。) やあ、四度目ましてだね。おい、挨拶もなしに銃を探すな。 30字も喋らせてくれないのか、君は。 そこに座りたまえよ、本当に我々の話を聞いてほしいだけなんだ。 君は神に選ばれた。我らが偉大なる神が情けをかけてくださったのが、そんなに信じられないか。それとも、君は自殺志願者か何かだったのかい? 申し遅れた、私は神の使いである   だ。 十数年前に君が倒した悪魔と同じ格好をしているが、黙っておいてほしい。 私は君の正義を試しているのだ。我らが神に選ばれし者を見定めるためなのだ。 君の拳銃だが、別の場所に隠させてもらったよ。 私のことを無視してもらってもまったく構わないが、いい加減認めたらどうだね。 どうせ死ぬのだろう。何度繰り返しても意味などない。 我らが神の手のひらからは逃れられないのだから。 否定しようが何をしようが別に構わないが、結果は見えている。 それでは、次の私にどうぞよろしく。 (誰が認めるものか。私は一度、死んだ身だ。私はリボルバーをこめかみにあて、引き金を引いた。) やあ、五度目ましてだね。頼むからいきなり死のうとするな。 30字も喋らせてくれないのか、君は。 とにかく、座りたまえよ。こっちは話を聞いてほしいだけなんだから。 君は神に選ばれた。我らが偉大なる神が情けをかけてくださったのだが、こうして否定し続けているね。 神のために尽くしてきたのだから、認められて当然だろう。 申し遅れた、私は神の使いである   だ。 十数年前に君が倒した悪魔と同じ格好をしているが、黙っておいてほしい。 私は君の正義を試しているのだ。我らが神に選ばれし者を見定めるためなのだ。 君の拳銃だが、別の場所に隠させてもらったよ。 私のことを無視してもらってもまったく構わないが、いい加減認めたらどうだね。 何度繰り返しても意味などないのだ。 我らが神の手のひらからは逃れられないのだから。 否定しようが何をしようが別に構わないが、結果は見えている。 それでは、次の私にどうぞよろしく。 (誰が認めるものか。私は一度、死んだ身だ。私はリボルバーをこめかみにあて、引き金を引いた。) やあ、六度目ましてだね。だから、何度言えば分かるんだ。 銃を見つけるな。死のうとするな。 50字も喋らせてくれないのか、君は。 まったく、どうしたら我々の話を聞いてもらえるかな。 黙っていないで何か言ったらどうかな? このやり取りを画面の前で聞いていたのだろう? 拳銃自殺したそこの彼は、我らが神に選ばれた。 何度も話をしているのだが、どうにも信じてくれないのだよ。 申し遅れた、私は神の使いである   だ。 十数年前に彼が倒した悪魔と同じ格好をしているのだが、黙っておいてほしい。 私は彼の正義を試していたのだ。我らが神に選ばれし者を見定めるためなのだ。 困ったことに、拳銃を何度隠しても必ず見つけてしまうんだ。 我らが偉大なる神から逃れようと、何度も抵抗している。 数年後、彼は目覚める。そのときはどうなるのかな。 否定しようが何をしようが別に構わないが、結果は見えている。 それでは、次の私にどうぞよろしく。 (私の信じた神がこのようなことをするわけがない。私はリボルバーをこめかみにあて、引き金を引いた。) あの日、私は死を自覚した。 治療薬のない感染症にかかったから、どうにもならなかった 死の先は天国か地獄だ。怖くはなかった。 次の瞬間、私は何事もなかったかのように目覚めた。 悪魔は何も話さず、私のことを見ている。 引き金を引いても、手ごたえがない。 弾をついに使い切ってしまった。受け入れるしかないということか。 神に認められた? ふざけるな。 こんなの、神からも見捨てられたも同然じゃないか……やることはひとつだ。 神を殺して、死んでやる。 このまま生きてたまるものか。
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