違和感

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少しして紀子が来た。 紀子「遅くなってごめーん。ちょっと混んでた。」 私の横に座る紀子。 紀子は私服になるとよりお姉さん感が増して、大人の女。ってキラキラと雪の目には輝いて見えた。 みんなご飯を注文して、乾杯。 と、言っても、車できてた優吾と紀子と未成年の雪はソフトドリンク。 ご飯を食べながら、これからどうするかの話し合い。 だいたいみんな決めてるので、報告会のようなもの。 紀子「みんな決めた?私今回は辞めるわー」 ヒロシ「俺も悩んだけど、辞める方向で。…と言っても、給料いいし、まだ悩んでるんだよねぇ」 智樹「そぉそぉ、給料いいから俺は行こうかなって思ってるよ。」 優吾「雪ちゃんは?」 雪「あ、私ですか?」 流れ的に優吾が話すんだと思っていきなり話しふられてピッタリする。 雪「私は辞退します。家の事情で県外は行けないので」 優吾「そっかぁ…俺も悩んでたけど辞退しよ」 紀子「何その今決めた感じ〜雪ちゃんが辞退するっていったからじゃないでしょうね」 と笑う紀子に、あははと笑うだけの優吾。 ワイワイと時間だけが過ぎ、結局バスの最終の時間ギリギリになりそうだったので、雪は帰宅しようとした。
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