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おやすみ
次の日、雪は買い物に外に出た。
雪の家の前には小さな公園がある。
家の中からでも見える公園。
家を出る前にカーテンを閉める時
「今日は誰かいるなぁ…」
と思っていた。
外に出ると、
「雪ちゃん!」
と、駆け寄ってくる人。
雪「ん?…優吾さん!?」
少し息を切らしながら雪の前で立ち止まる。
雪「え、何してるんですか?」
雪は驚きを隠さずにいた。
優吾「あ、智樹の家に行く予定だったんだけど、まだ時間あるからそこのベンチで時間潰してた」
雪「あぁ、智樹さんと…」
と、昨日のお礼を改めて言わないといけないと思って
雪「昨日はありがとうございました。送っていただいて助かりました」
優吾「全然、気にしないでいいよ。楽しかったし。」
と、笑顔の優吾。
雪「智樹さんの家に行くんですか?もう連絡して行っちゃえばいいのに」
と笑う雪。
優吾「なんかね、時間にきっちりな男だから俺」
と笑う優吾。
優吾「雪ちゃんどこか行くの?」
雪「はい、買い物に。ちょっと行ってこようかなって」
優吾「そっか、気をつけて行っておいでよ」
雪「大丈夫ですよ、近いんで…じゃあ、また、智樹さんにもよろしくお伝えください」
優吾「うん、じゃあ、またね」
『あの2人そんなに仲良かったんだ…意外』
と思いながらも、
ぺこりと優吾に頭を下げて雪は買い物に行った。
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