第一印象は素敵なお兄様

1/3
前へ
/15ページ
次へ

第一印象は素敵なお兄様

神崎 雪(かんざき ゆき)は19歳の夏に就職するために面接を受けに行く準備をしていた。 応募100名を越える中、選ばれるのは5人。 『どうせ無理だろうなぁ』 と思いながらも、自分のやりたい飲食店の仕事だったため、少しでも希望があるならと、気合いを入れて家を出た。 面接会場の中には、たくさんの応募者たち。 受付時にもらった番号札のついた椅子に腰掛け順番を待っている。 隣の椅子にも誰かが座ったので、チラッと見ると目が合い、挨拶した。 「こんにちは。人多いですねぇ」 と、話しかけられた。 彼の名前は 松岡 優吾(まつおか ゆうご)。 緊張してたので、誰かに話しかけられるとホッとした雪。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加