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ああ、あれだね。
ゲームクリアしたときもう一回強さそのままでゲームを最初からはじめるやつだね。
なんて言ったっけ?
強くてニューゲーム?
いやいやいやいや。
弱くてニューゲームだろ。
「先生、この子泣いてませんか?」
シエラさんがそう言って心配そうに僕を見る。
ああ、泣きたい。
大声を出して泣きたい。
清空さんが僕の頭を撫でる。
「どうじゃ?腹でも空かぬか?」
「え?」
今ここでそれを聞く?
でも僕の体は正直だ。
お腹が鳴る。
「じゃ、ご飯にしましょう!」
シエラがパンと手を叩きます。
「え?」
感覚が違うのかな?
ここ死体の山だぞ……
「その前に埋葬してやろう」
清空さんの言葉を聞いて僕は安心した。
名前も知らない赤い目の人たち。
大半の人は目を抉られている。
「ねぇ、どうして僕の目は青いの?」
「さぁな?
わかっているのは赤い目の存在は高く売れる。
青い目の存在は倒せば大量の経験値が入る。
それだけだ」
なんだ……
僕はメタルスライム的な存在なのか。
なんか泣けてきた。
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