65人が本棚に入れています
本棚に追加
―序章―
なぁ、お前。どうしていつもそう何だよ…――?
やめろよ。俺に触るなよ…――。
胤夢はいつもこの俺に乾いた感情で、悲壮的な『愛』をこの俺に求めて来た。
俺は抵抗出来ないままに、気がつけばいつもアイツの事を抱いていた……。
其処に愛はない。だが、その不確かな境界線側の向こうに俺は胤夢へのこの『不確かな愛』を感じざるを得なかった。
最後に胤夢を抱いた記憶が鮮明に頭の脳裏に残ると、それは歪な爪痕を残して。俺の記憶から離れられないままでいた…――。
Memory of light and a shadow……
最初のコメントを投稿しよう!