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オメガバースとは?
初のオメガバースなのでまずはオメガバースとは?から解説していきたいと思います。
ご存じの方はスルーして本文をお楽しみください。
本文には勝手な解釈も含まれます。
BLの人気ジャンルの1つである「オメガバース」
アメリカの二次創作から生まれた世界観です。
オメガバースの大きな特徴は2つ。
まず、1つ目は性別が男女だけでなく、α(アルファ)・β(ベータ)・Ω(オメガ)という第2の性があるところです。
第2の性があることによって社会にヒエラルキーが存在し、支配し支配されるという世界です。
2つ目の大きな特徴は、「男が妊娠できる」というところです。
発情期も存在していて、人間らしい理性と、抗えない本能の葛藤が楽しめるジャンルです。
オメガバースに重要な設定である階級についてご紹介します。
α(アルファ)
αは希少なエリート階級で、ヒエラルキーの頂点。生まれながらにして優秀で、リーダー性やカリスマ性に優れています。政界や、会社の重要な役職に就くことが多いのが特徴。BLで攻めの立ち位置になるのがαです。
今回登場する香月真宙はアルファSと言う設定にしていますが、これは私の勝手な創作です。
アルファは男のΩを妊娠させることが可能で、発情期に番のいないΩが発するフェロモンに反応してしまい、理性がなくなってしまいます。
β(ベータ)
オメガバースの世界で最も人口が多いのがβです。能力は平均的で、いわゆる凡人。β同士で結婚することが多いのが特徴です。発情期はなく、Ωの発するフェロモンに反応はするものの、自制が可能。
Ω(オメガ)
Ωには3ヶ月に1度発情期があり、番のいないαをフェロモンで誘惑してしまう体質です。Ωであるだけでキャリアを絶たれてしまったり、フェロモンのせいで男性に襲われてしまうなど、差別対象となっている社会的弱者。
発情期に性交渉を行うと、男性も妊娠できるのがΩです。Ωであることを周囲の人間に知られてしまうと生活しにくくなるため、ひた隠しにしている。
番(つがい)
番とは、αとΩの間で結ばれる繋がりのこと。結婚とは別物で、本能的な部分での繋がりを指します。「運命の番」が存在し、例え別の人と結婚していても、運命の番が出会うとお互い惹かれ合ってしまいます。
αがΩの首筋を噛んだり、性交渉をしたら番になる。
番は本能的な繋がりであるため、基本的には死ぬまで解消できません。番になると、Ωが放つフェロモンは番のαしか反応しなくなります。
ヒート
ヒートとは、3か月に1度Ωに現れる発情期のことです。ヒートになってしまうと、繁殖行為以外のことができなくなってしまいます。さらに、番がいないΩはヒート時に発するフェロモンは、番のいないαを誘惑してしまうもので、時にはαに襲われてしまうことも。
そのため、ヒート時には学校や仕事を休んだり、抑制剤を飲んでやり過ごすというケースがほとんどです。
抑制剤
抑制剤とはΩがヒート時に使うフェロモンの発生を抑える薬のこと。Ωであることを周囲に知られるとデメリットしかないため、抑制剤を使ってΩだということを隠して生活しています。
異常がオメガバースの大まかな説明になります。
これらをご理解の上本編をお読みいただけると分かりやすいと思います。
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