338人が本棚に入れています
本棚に追加
「おーい? 何してんだ?」
「む? 斑の?」
後ろから、今度は雷と草の長老まで来やがった!?
舎弟らは何してんだ……とも思ったが、戦闘狂で有名な雷の長老を見て怖気付くのも仕方ない。
「おお、雷の。この阿呆が……ここを壊すと抜かしおっての?」
「いま、折檻しとるんやー」
「……助力願う」
長老らが事情を説明すると……見えねぇのに、雷が起こった音で、俺はとんでもない喧嘩を吹っ掛けたのに……後悔しそうになった。
雷の音は……どんどん勢いを増して、舎弟らに当たって倒れていく音が聞こえてきたんだ!!?
「……この店をぶっ潰す?」
不機嫌が最高潮に達した……最強の長老を、本気で怒らせてしまった!!?
「ヒロ。直すから、ちぃっと暴れんぞ!!」
そして次の瞬間。
俺は痛みのせいで、気を失ってしまったのだった……。
最初のコメントを投稿しよう!