第4話 私はジビエ料理人①

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 死ぬと腐臭も出てくるので、大変よろしくない。それが肉に移ったら、食べられたもんじゃない。それも、料理長以外に猟師さん達にたくさん教わった。  頑張ろうとしたけど……筋肉のつき方は腕の不髄が治っても同じままらしく。美女神様、そこはなんか特典付けてよ!? と文句が少し言いたくなった!! 「ふぅむ。興味深い」  押していた六角ボアが……軽くなった?  と思ったら、私ごと宙に浮かんでいたのだ!? 「は、え!?」 「どこへ行けば良い? あちきが運んでしんぜよう」  どうやら猫又ちゃんの魔法か何からしい。  人生初の飛行にもびっくりしたけど。  私のつたない説明を聞いて……興味を持ってくれたのが嬉しかった。  お互い、お腹が空いている者同士の……協力に切り替わったのだ! 「川! 川でこいつをキンキンになるまで冷やすの!」 「あいわかった。……舌を噛むのは堪忍な?」 「へ?」  次の瞬間、ジェットコースターばりの猛スピードで移動させられ……ものの数分で、川に到着。  猫又ちゃんは、私を地面に下ろすと六角ボアの方は川に漬け込もうとしていた。  その前に!
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