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ざしゅって、クレハが指示している箇所を目に見えない風の刃か何かで、あっさり切ってくれるのは見ていて面白い。
皮もだけど、角も骨もこの場合は焼却処分した。
何かあって寄生虫騒ぎに……ならないのは今更かな?
クレハが言うには、ここいらはモンスターが過ごす弱肉強食の森だからそうで。
「じゃ……お待ちかね! 焼こう!!」
「おー! 待ってたわぁ!」
網とかがないので、木の枝をクレハが串のように加工してくれたのに……ブロック肉を刺していく。
ここに臭み消しなども兼ねて、塩とかを振りたかったんだけど。
「塩……ないかな?」
「あるで?」
「え?」
クレハがほら、と前足を向けた場所には……ピンクの結晶があった。
全然気づかなかったけど、あれってつまり!
「岩の塩やねんけど、削れば使えるやろぅ? そんなんも、向こうにはないん?」
「あ、るけど!? こんな道端にあるの!?」
「ここいらは……大昔海の底やった説があるんよ。せやから……時々こんなのが顔出してくるんや」
「使おう!!」
天然のヒマラヤ岩塩ぽいの!! 是非とも使わせてください!!
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