335人が本棚に入れています
本棚に追加
第7話 異世界最初のジビエ
じっくり、しっかり焼けたボアの肉は……。
文字通り、最高に美味しそうな出来栄えになっていた!!
別の串で、火の通り加減を確認して……出来上がっていたら、クレハと頷き合い。
クレハは串を浮かせ、私は熱いけど頑張って端を持ち……それぞれ食べることにした!
「いただきまーす!!」
「……なんや、それ?」
「え、こっちにはない?」
「わざわざ、飯食うのに挨拶必要なん?」
「うーん。私のいたとこでも一部の国とかだけど」
まあ、日本でも『いただきます』とかは比較的最近の習慣だって聞いたことはある。
それよりも!
今は、目の前のご飯!!
思いっきりかぶりつくと……熱いけど、思った以上に柔らかくて肉汁があふれてきた!?
焼き加減もジューシーに出来たし!
これは……お店出せるレベルかは自分ではわかんないけど、良い出来だとは思う。
何故なら、
「な、なんや!? この肉の柔らかさ!? 塩の味わい!! 臭みもほとんどないで!? なんや汁あふれてくるけど……うんま!?」
最初のコメントを投稿しよう!