第7話 異世界最初のジビエ

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第7話 異世界最初のジビエ

 じっくり、しっかり焼けたボアの肉は……。  文字通り、最高に美味しそうな出来栄えになっていた!!  別の串で、火の通り加減を確認して……出来上がっていたら、クレハと頷き合い。  クレハは串を浮かせ、私は熱いけど頑張って端を持ち……それぞれ食べることにした! 「いただきまーす!!」 「……なんや、それ?」 「え、こっちにはない?」 「わざわざ、飯食うのに挨拶必要なん?」 「うーん。私のいたとこでも一部の国とかだけど」  まあ、日本でも『いただきます』とかは比較的最近の習慣だって聞いたことはある。  それよりも!  今は、目の前のご飯!!  思いっきりかぶりつくと……熱いけど、思った以上に柔らかくて肉汁があふれてきた!?  焼き加減もジューシーに出来たし!  これは……お店出せるレベルかは自分ではわかんないけど、良い出来だとは思う。  何故なら、 「な、なんや!? この肉の柔らかさ!? 塩の味わい!! 臭みもほとんどないで!? なんや汁あふれてくるけど……うんま!?」
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