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と言うわけで、いきなり人間のとこじゃないけど……モンスターの集落と言う場所に行くことになり。
移動はさっきのジェットコースターのような魔法を使わずに、徒歩で。
肩にクレハを乗せることで移動することになった。なんでも、クレハの匂いを私に染み込ませるらしい。クレハの匂いがちゃんとあれば……ほかのアヤカシ達にも信用してもらえるんだって。
クレハ様、本当にいいモンスターだ。
思わず、姐さんと呼びたいくらいに!!
「……まだ?」
けど、だいたい一時間くらい歩いたところで……ほとんど景色が変わらないのに、私は少し飽きかけていた。
「大丈夫や。ほれ、あそこ」
クレハは前足を伸ばした先を視線で追うと……そこには、なんでか河童みたいなモンスターが槍を持って、森の中に立っていたのだ。
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