第96話 長老の好物

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「「美味い!?」」  と声を上げてくださいました。 「ただの汁ではない! 肉の美味さがたっぷり詰まっておるわ!」 「そうじゃな、ネコマタの。妾もこれは好きじゃな?」 「あ……頭、の中も、美味しい……です」 「「なんじゃと!?」」 「今日はユキトさんの分だけですね?」 「ヒロ! ギアラを捕まえてこればいいのか!?」 「……調理に時間は少しかかりますけど」 「「おお!!」」  これは近いうちに取って来そうな予感がするな、と思っていると。  いきなり、玄関が大きな音を立てて開いたのだった。
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