第2話 治された腕

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「……異世界に行って、貴女自身に料理屋さんをして欲しいのよ?」 「お、みせ?」 「単純で難しい。貴女のように、ニホンで恵まれた環境で料理をしていた人間なら、尚更ね? けど、貴女の得た調理法は……普通のものではない」 「……はい」 「ファンタジー要素満載だけど、貴女には『ジビエ料理』を広めて欲しいの」  お願いね? と言われた直後。  あのクッションとかの空間が消えて……今度は真っ暗な森に移動させられた!?  ってことはだ!! 「い、異世界……に、転生? いや、体そのままだからトリップ?? 転移??」  動く腕をもう一度確認した後に、情報を整理しようとしたら。  次に起きたのは、顔に角がいくつもある猪との『ハロー?』と言ったご対面だった!?
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