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話し合い
早めに帰り、1人考える時間を持つ。
この先、どうするのが一番良いのだろう。
大輝にとっては、このまま夫婦揃っている方が良いのだろうとは思うが、もう一緒に居るのは辛い。
もし離婚することになれば、大輝の気持ちを聞かなければならないと思った。
まだ13歳という、大人でも子どもでも無いような位置付けをされる年頃。
私もその当時、大人ぶって背伸びをしたり、初めて本当に好きな人が出来て、恋を知るという年頃だったなと振り返った。
そんな時期に両親の離婚話をされると、どうなるのだろうか……しかも、まだまだ幼い感じで反抗期の無い男の子。私からすれば、異性なのだから、少し感じ方も違うのだろうか。
大輝と話してみたくなった。
夕飯の用意をしながら、旦那様とのことを考える。
やはり、気持ち悪い! が先に浮かんで、もう夫婦としての修復は出来ないと思う。
長い間、レスなのだから、それを望むことはない。
ただ、夫婦として、大黒柱として、今まではずっと
旦那様の収入に頼っていたのが、今では、私の収入も増えて来たから、この先、大輝と2人ならやって行けると思う。
もちろん、これから高校、大学へ進むのなら、学費は増える。学費については、進路にも寄るが、やはり旦那様にも負担してもらわないと、学資保険を使っても1人で払えるような額ではないので養育費として、貰うことになる。
当然、離婚となればそれに関しては、1番に譲れないことだ。お金が無いから離婚したくても出来ない! 主婦が多いとよく聞く言葉だ。
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