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それに、斗真とのこと。
やはり、すぐに再婚するつもりはない。
もちろん恋人として、会いたい気持ちはあるが、一緒に生活するのは、ずっと先の話しだと思っている。
夕方、部活を終えて帰って来た大輝。
「ただいま〜」
「お帰り〜」
「あ〜腹減った〜」
食べ盛りだから、常にお腹が空くようだ。
そう言えば、入学当初から見る見る背が伸びているようだ。中学生の間に、きっと身長は、抜かれると思う。
「すぐにご飯用意出来るから、先にお風呂入って来て」
「はいよ〜」
(『はいよ〜』? 以前なら『うん』と言っていたのに)
最近、幼い中にも妙に男を感じることがある。
大輝も少しずつ大人の階段を上がっているのだろうか。
お風呂から上がり、少し前までは真っ裸で出て来ていたのが、さすがにパンツを履いて出て来るようになった。
(もしかして、好きな子でも出来たのだろうか?)
と、ふと思った。
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