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成宮圭介「念の為…気になるから…探りをいれてみよう。」そう言うと圭介は一匹の虫を具現化させると…孝介が指差した先に放った。
ブぅぅー…ン…
成宮圭介「宿主は彼にするか?」圭介が不意にそんな事を呟くと…虫は誰かとの戦闘で気絶したであろう一人の青年の耳に侵入した。
数秒後…青年は起き上がり辺りを見渡す。
二条達也「さてと…俺は彼を気絶させた犯人でも探るかな?」そう言うと二条は静かに目を閉じると…一瞬でその場から消えた。
数秒後…二条が入りこんだ深層世界で見たものは…所々がちぐはぐにつなぎ合わされた町並みと…そこで歩く数多くの人々の姿だった。そしてなぜか街の住人の何人かはピエロの服装をしていてその中に先程気絶していた青年もいたが彼は二条の姿を目にすると足早に走り去って行った。
二条達也「なるほど。コレがコイツの深層世界か?」とそこに冬平から通信が入る。ちなみにこの通信器は探偵部専用のモノで仲間が何処にいても会話ができる。
麻友「二条…ダイブしたのかい?」
二条達也「ええ。部長。俺は成宮たちとは別方向から探ってみます」
麻友「OK(笑)頼んだよ。それはそうと何か面白いモノは見えたかい?」
二条達也「まぁいろいろとね…?探ってみねぇと何とも言えないですが…この世界の主はとんだピエロ野郎ですよ」
麻友「なるほどねぇ?良い報告を楽しみしてるよ」
二条達也「任せて下さい部長」二条のその言葉を聞いて麻友は納得したように通信を切った。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
END
気絶していた男の深層世界に入り込んだ二条は異様な光景を目にしていた。一方で孝介たちは渋谷駅近くにあるモヤイ像を見張っていた。そして男たちの後を尾行して行った成宮たちは…次週「ちぐはぐの街」「第10話へ続く」
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