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角が出ている紫音の妖力は以前よりも数段、増していた。強靭な鬼の肉体、技のキレに破壊力、神通力、さらに淫靡なものまで、すべてにおいて半端なかった。
あちらのプールサイドでは、色欲に脳を犯された団体さん達の肉弾戦が繰り広げられている。そして、こちらの寝室では鈴玉が今まさに紫音とひとつになろうとしていた。
「ゆっくりや、ゆっくりでいいぞ」
優しい言葉を投げかける紫音。鈴玉はぎこちない手つきで紫音の肉棒を握り腰を落とそうとする。
刹那、鈴玉の粘膜に肉棒の先っちょが当たった。自然と艶声をあげる鈴玉は、勢いに任せてそのまま腰を落とし込もうとした。
「うっ !! 痛っ!」
苦痛な表情を見せる鈴玉。眉間にシワを寄せ、思わず腰を上げた。
「鈴玉、おれに任せろ」
寝転んだままの紫音は中指を立てて密壺の中にヌルッと射し込んだ。
「あっ! あんっ!」
「痛いか?」
「いえ、大丈夫です、ちょっとビックリしただけです」
「じゃあ、動かすぞ」
「は、はい」
紫音は、ゆっくりと指を抜き差しつつ、内側の膣壁も優しく擦り刺激を高めていく。そうして、やんわりと穴を広げてやった。
「よしっ、もう入れても大丈夫そうや」
インサートの準備が整った。本人もそのことを理解したようだ。再び鈴玉は、腰を落としだす。
「あっ! うっ…」
途中まで入れた鈴玉は動きを止めた。いや、痛みのせいで動けなかった。挟み入れた鈴玉の密壺から少量の血が滲み出し肉棒の付け根を赤く染めていく。
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