秘められた才性

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「あっ、はい」  雪麗(シュェリー)の声を聞くなり、はっと我に返った麻美(マーメイ)はすぐに起き上がった。自分の世界に深く入っていたのか、少し迷惑そうに口を開く。 「えっと、それでなにをいたしましょうか?」  いきなりのことで、ちゃんと聞き取れていなかったようだ。 「だから、この人のアソコを綺麗にしたいの。なのでウェットティッシュみたいなものが、この部屋にあるかを聞いてたのよ」  雪麗(シュェリー)が、急がせるように紫音の肉棒を指差した。 「わかりました、綺麗にすれば良いのですね」  麻美(マーメイ)がそう言うと紫音に股ぐらに顔を埋めた。なんと自身のお口を使ってお掃除しだしたのだ。  さっきからずっとこうしたかった。でも、相手は大切なお客様。たとえ胸をときめかせた相手でも遠慮しなればならなかった。しかし今、雪麗(シュェリー)のこの一言で大義名分ができた。  麻美(マーメイ)は、雪麗(シュェリー)が探しているウェットティッシュという文言を聞かないフリをして、綺麗にして欲しいという要望だけを実行に移した。 「チュパ、チュパ、ちゅぐにキレイにちまちゅから、もうちゅこちおまちくだちゃいませ、チュパ、チュポ レロレロ」  それを見た雪麗(シュェリー)は言葉を失った。男同士のまぐあいをまたもや見せつけられ、かたまってしまう。 (うわぁ! すごいっ、コンシェルジュさん、またシコシコしてるし、それなのに美味しそうにチンコをしゃぶってるわ)  2本の肉棒を間近で見ていた雪麗(シュェリー)の顔は、火がでそうなほど真っ赤になっている。口に手をあて、その光景をじっと見入っていた。
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