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つながれる、つながれる。
みんなは“おまじない”と聴いた時、どのようなものを想像するだろうか?
多くの人は、ちょっとした願掛けのようなものだと考えるかもしれない。多分、それも間違いではない。
恋愛が成就しますように、とか。
試験に合格しますように、とか。
友達との仲が永遠に続きますように、とか。
そういうことを考えて、かるーい気持ちで見つけたおまじないを試す、そういう人は少なくないのではなかろうか。
ましてや、今はネット社会。SNSも幅広く存在する。おまじないを教えてください、なんてネットで人に相談するだけで簡単に情報が集まるだろう。普通に検索するだけでも、可愛らしいおまじないからちょっとガチな儀式っぽいものまであっさり見つかることに違いない。
そしてそのうちの一つが実行可能で、かつどうしても叶えたい望みがあるならば。ぜひとも試してみたいと考えるのも筋ではあるだろう。
ただ、気を付けてほしい。
おまじない、は漢字で書くと“御呪い”だ。つまり、呪う、という字なのである。
願い事を叶えるため、ある種の呪いを自分や相手にかける。そのための儀式であることを忘れてはならない。つまり。
中には、到底言葉にできないほどヤバイおまじないも存在している、ということ。
今からするのは、私と彼がやってしまった、取り返しのつかないおまじないの話である。
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