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ネロの誘導に従って扉の内側へとやって来た二条はただ混濁していた。彼が手に取った1冊の本が見せた情景はこの世界の成り立ちの全てを見せていたからだ。そしてそれを見て唖然としていた…二条にネロが話し掛ける。
ネロ「フッフフ…(笑)!!?原書の創世記を手に取ったのかい?そこにはこの星の成り立ちの全てが記録されている」
ネロ「不満気な顔だね?まぁでもすぐにそんなことも気にしなくなる。そしてここは扉の内側の世界…原書の人々はこの世界を敬意を込めてアカシックレコードと呼んだ」
ネロ「ついておいで!!?今のキミに必要な物を見せてあげよう」そう言うと…ネロは指をパチンッと鳴らす!!!?
数秒後…二条の脳裏に様々な記憶がなだれ込んで来て情景が変化する。「私たちは間違っていた」「あんな赤子を生むべきじゃなかったんだ」「貴様ぁ!!?何を言ってるんだ!!!?」そうした声が二条の耳に響き…突如として巨大な遊覧船が船着き場に止まっているのがみえた。そして…その船にはこう記されていた。
ᛕaᛉeᛆaᚼa ᚨe᛬ᛗo ᚫb (ᛰo)ᚻoᚥa ᛂbᚥa:ᛂb
ᚰoᚫbᚵe ᚩoᚻoᚭeᚥaᚡb ᚻo ᚷ a ᛇbᚱaᚲᚳbᚻo
ᚬuᚿe:ᚵeᛖu ᚫb(ᚴu)ᚵeᚡbᛈuᛅoᚻo.ᚫb(ᛰo)
ᚧuᛗoᛆaᚼa ᛅoᚥa:ᚧuᚩoᚶoᚸb ᚷ aᛈuᚱa:ᛊoᚢu
ᚭeᚥaᚡb ᚼa ᚩoᛉeᛰoᛇb 7ᚥaᚥaᛗo…ᚢu ᛂb ᚻo
ᚰoᚩoᚸb ᚫbᚬu: ᛃ u. ᚩoᚻo ᚪaᚡbᛘaᚧu ᛖuᚡb
ᚦbᚻoᚩoᛈu ᚸbᚼa…ᚲᚳbᚣeᛖu ᛕaᚨeᚠa(ᚴu)ᚵe
ᚫb:ᚽb ᚾu:ᚥaᚧu ᚡbᚦbᚷ a ᚨeᛉeᚼa: ᚷ aᛆaᚷ aᚡb
そう書かれた文字は…人々に恐怖と不安を与えた。中には全く信じない者も居て…「馬鹿馬鹿しい」とぼやいている者まで居た。そしてそれを眺める二条の耳に「フフッ」っという声が響き渡り振り返ると…3歳ぐらいの小さな女の子が立っていた。彼女はジッと遊覧船を見詰めると…「世界が終る(笑)!!?」っと楽しげに呟いて笑っていた。
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