第2話「NOAH」

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数秒後…そんな女の子の側に母親と思われる若い女性が立っていて少女を軽く叱り付ける。 ??「こらっノア!!?そんなこと言ってはいけません!!!?」 ノア「だってぇ!!!?ほんとの事だもんっ!!?」 ??「それでも…駄目なんですっ!!?」女性がそう言うと…女の子は口を尖らせて「ふぁーい」と返事をすると…二条の元に歩み寄り…こう呟く「ねぇ?この後世界は…どうなったと思う?」女の子は二条にそう話し掛けると笑いながらその場を立ち去って行った。 そしてそれを見た二条は混濁した様子で頭の中を整理していた。 二条達也「心の声(俺は…あの子を知ってる?のか…)」 二条達也「心の声(つぅっ…!!?駄目だっ頭が痛いっ!!?)」 ネロ「フフッ(笑)!!!?何かを思い出しかけてるんだね?よしっそれじゃもう少し時間を巻き戻して見てみよう!!!?」ネロはそう言うと…不敵な笑みを浮かべてニンマリ笑う。 そして…指をパチンッと鳴らすと…さらに時間が巻き戻り始める。数秒後…とある所で時は止まって…1人の男のシルエットが見え始める。 ネロ「よく見てご覧!!?彼はレル!!?かつて存在したこの世界を管理していた者さ…」 ネロ「そしてこの世界の成り立ちに深く関わる存在!!?人々はかつて彼の事を「ノア」と呼んでいた」 ネロ「彼の真名は「ヴァン・レル・ペイン」かつて屍の王としてこの世界に君臨し蹂躙した存在」 ネロ「そして…この世界を創生した存在でもある」 ネロ「彼は長い長い歴史の中で何度もこの世界を深淵の底に沈めてきた…」 ネロ「とある時は屍の王として…またある時は人類の救世主ノアとして…人々の前に何度もその姿を現した」 ネロ「そして…この世界から人類が滅ぶキッカケを作った大洪水も元は彼が仕組んだものだった…。」
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