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それから数時間後…都内にあるとあるカフェでは「大野」という男が難しそうな顔をしながら…腕組みをしていた。
そして…フッと息を吐くと…「はぁ…」っという深い溜息をついて男に話し掛ける。
大野「あのなぁ…んなことして何になるんだよ?」
??「お願いしますっ!!!?先輩っ!!?」青年はそう言うと…頼みます先輩!!?と言った顔をして大野を見詰める。
大野「んなことできる訳ねぇだろ!!?つか?何で俺じゃなきゃ駄目なんだよ?」
??「いやっだって先輩の方が頼みやすいんですもん…(汗)!!!?」
大野「はぁ…あのなぁそういうのは自分でやらなきゃ意味ねぇんだぞ!!!?」
??「そんなこと言わずにお願いしますよぉっ!!?金の無い後輩を救うと思ってっ!!?」
大野「むぅーり…!!!?二条に頼め二条にっ!!!?」
??「あのねぇ!!?二条さんが俺の言う事なんか聞いてくれるはず無いじゃないですかぁ!!?」
大野「それこそ本人に確認してみなくちゃわかんねぇだろっ!!!?」
??「確認する必要もありませんっ!!!?」
大野「何でそんなことが言えんだよ!!?」そう言うと…大野は訝しげな顔をする。
??「いやっ僕にはわかるんですっ!!!?」数秒後…「ふーん?」っという声がして…振り返ると…ムスッとした顔で女が青年の方を睨みつけていた。
??「わぁっもうビックリさせんなよ光か?」
光「光か?じゃないでしょ!!!?あんたまた…大野先輩困らせてんのっ?」
??「別に光には関係ねぇ事だろっ!!!?」
光「大有りよ!!!?あんたが何かしでかす度にケツを拭くのはあたしなんだからね!!!?」光はそう言うと…不満気な顔をして…席に座ると店員を呼び出す。
その様子を遠目から見守っている杉本はフゥーっと息を吐くと…やれやれと言った顔をする。
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