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「若菜は凄いよ。
これで、他の党からも非難される事がなくなった。
僕より、君の方が総理に向いてると思うよ。」
「あなたは人の目を気にして政治してるの?
何処で、あなたは自信を失ってしまったの?
自分が正しいと思ったら突き進んで行ったらいいじゃん!
それがあなただったのに。
私、応援するよ。」
私は、また若菜から助けられた。
そして若菜から沢山、成長させて貰っている。
あの人は無限のパワーを秘めている……
そして第一便、スターシリウスらと歌劇Y&Aは最初の公演場所イタリアのミラノ・スカラ座にたどり着いた。
スターシリウス達は世界最高峰のスカラ座の建物を見渡した。
「なんか、ちょっと地味じゃない?」
「でも、ここで二〇〇年以上もここで舞台が行われてるんだってよ!」
「中に入れるかしら!」
【はい、宜しければ、中へどうぞ!】
中に入り、ステージから見渡すと六段になるバルコニー席の壁が細かい彫刻で美しく浮かび上がったように見える。
「凄い!
ラスベガス公演も凄かったけど、伝統や文化が全部ここに詰まってる感じがする。
こんなところで舞台が出来るなんて…」
「岬さん(シリウス 男役)花椿さん(シリウス娘役)今回も宜しくお願いします。」
「こちらこそ!
あなた達のおかげで、夢の様な舞台を踏めるなんて、私達の方が貴方達に礼を言わないと。」
「ほんと、ありがとうね!
ラスベガス公演に一緒に行った時は、あなた達を甘く見ていたけど、今では何処のスターもあなた達を目標に頑張ってるのよ。」
「あなた達に負けない演劇をするから宜しく頼みます。」
「やめて下さいよ。
私達は、先輩方を見習う事が沢山有るんで……」
「なに言ってるの!
私達の全て盗んだくせに!
これから、部屋で一緒に呑まない?」
「お誘い、ありがとうございます。
しかし、これから各国の大統領方のお誘いが有りまして……」
「それは、失礼しました…。」
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