依夜くんは、吸血欲が我慢できない。

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「だって、きぃちゃんの血で分かるし」 サラッと、爆弾発言をした三好くん。 血で分かるって........................ 「............どういう、意味?」 そう尋ねると。 三好くんは、 ほんの少し体を離して。 三好くんが手を伸ばして、 人差し指で触れて来たのは、私のくちびる。 「血はね、好きな人の前だと甘くなるから 実際、きぃちゃんの血。最初より甘いし」 そう言ってニコッと笑う三好くん。 「.........ぅ、あの、みっ、よし、くん、 私が好きって、バレバレだった、ってこと?」 緊張とドキドキが止まらないまま聞くと。 「うん。まーそういうこと。それに、俺もうさ、 きぃちゃんの血に病みつきだし、 きぃちゃんも可愛いから俺も好きなの」 いっ、いったいいつから!?って、 聞きたくなるような言葉に目を丸くすると。
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