俺が〝恋〟を教えてあげる

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*** しばらく引っ張られたまま、 連れて来られたのは、誰いない空き教室。 私達の学校の3階は、空き教室が多くて、 誰にも、聞かれたくない話しには最適。 教室に入ってから、 滝川くんは、私の腕を離すと。 「無理やり、連れて来てごめん、」 そう言って謝る、意外と紳士な滝川くん。 「.........、いや、別に、」 どう答えて良いか?なんて分からず言った。 私の声が届いたころ。 バチっと、滝川くんと視線が合った。 かと思えば..................... 「ニ千花ちゃん、単刀直入に聞くけど、 姉妹アイドル〝解散の危機〟なんだって?」 凄く、直球に聞かれた〝その質問〟 「............なっ、なんのこと、ですか?」 もう、バレてるかもしれないのに............ 往生際が悪く、誤魔化す私。
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