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でも........................
「............っ、つ、付き合うっていいの?」
私は〝覆面アイドル〟だから良いとして。
椋くんは、ときめく人気アイドル〝 Main〟だ。
そんなこと...............許されるの?
そう思っていると。
「ふつーに、俺が付き合いたいし。
つか、アイドルとか、 Mainとか関係ねーよ。
ハナ×ハナだとしても、独り占めしたいし」
私の不安を、
全部取り除くように言葉を放つ椋くん。
「............っ、椋くん、ズルいっ、」
「それは、お互い様だろ、昔から」
アイドル同士だから、
〝付き合う〟までは出来ないと思ってたけど。
「アイドルだって、〝恋〟したいっ!」
その気持ちに嘘はないから、
私は──────ギュッと椋くんに抱きついた。
「花乃、その通り。もう遠慮しねーから」
そう言った、椋くんは、
ふわりと私のおてごに温もりを落とした。
覆面アイドルの私と、人気アイドルの椋くん。
私たちの〝恋〟は始まったばかり♡
fin.
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