ロスチングロマンス

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つまりはヤコブの仕業。私はそれを克服している。「時空の狭間は宇宙の法則であり、誰のイメージも受け付けない、この地球の原理なんだ。」私は確かに幾度も時空の狭間に飛び込む雄輝の姿を覚えている。雄輝はどうなった?飛び込んで消えてしまったか?時空の狭間に飛び込むと消えてしまうのか?「ゆ、雄輝ーっ!!」私は眼前にある雄輝に対し、叫んだ。私は確かに雄輝がそこにあることを知っているのだ。「やっと気付いたか…。」雄輝は飛び込んで消えてしまったのだろう。時空の狭間はしかし、雄輝の意思を尊重していた。「あっははっ!つまりは、何処から来たのか。と言う訳だな。」2人は微笑を浮かべ、時を刻んでいた。
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