0人が本棚に入れています
本棚に追加
つまりは行き過ぎた推進案。内向的に為り過ぎた推進案。推進案を欲するあまりの未完成為る推進案…。木橋喜太郎は自殺していないのだろう。当人の意志が自殺たる所以に達さないのだ。民主主義はそれを見逃さない。「女体の雄輝と言うのは卑劣な兵法みたいだな。雄輝は元々は女性だと言うからには一刻も早く、この人間関係を止めなければおかしい。」私は時空の狭間を眺めながら、焦燥感に打ちひしがれていた。「喜太郎君をまだ気にしているのか。喜太郎君は僕に直きに治ると言うんだ。その想定される経緯は…現状と合致する…空輝…人は歩まなければ進めない…あっははっ!つまりだ。飛び込み自殺を原理とした自殺行為だと僕は思うんだよ…直きに治ると言うとな。」雄輝はそう言うなり、時空の狭間に飛び込んだのだった。
最初のコメントを投稿しよう!