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運命の夢
田口拓郎と立花理沙が出会ったのは小学校五年の時だった。
ただのクラスメイトだった彼はお笑い芸人になる事が夢でクラスのみんなをいつも笑わせていた。
理沙は「ガキっぽい人」とクラスで出来た友達にいつも拓郎の事を話していた。そして理沙は「やっぱりさ〜大人っぽい大学生くらいの人がいいわよねーほらこれこれ〜渋い日本のアイドル武田りおよ。かっこいいよねーこんなイケメンこのクラスにいないよねー」立花理沙はいつもクラスメイトの友達にそう話すのが日課になっていた。
そんな理沙は学年で美少女として有名で雑誌の小学生モデルをやっていた。
小学生だった理沙だが朝、学校に来ると理沙の机の中にはたくさんのラブレターが入っていた 「付き合うわけないじゃん。リオ様みたいに渋いかっこいい男の人じゃないとね」理沙はそう言ってラブレターには目もくれなかった。
そんな時、理沙の友人の佐久間恵子 清水真美 谷岡涼子の三人が理沙に言った。
「ねえねえ、さっきから拓郎が理沙の事見てるよ」「理沙に気があるんじゃないの?」
理沙は「まさかそんなことないよ」そう言って笑った。
その日からクラスメイトの誰もが理沙に同じ事を言うようになった。
その時からだった。理沙がいつも同じ夢を見るようになったのは。
この時から拓郎の運命の夢の操作は既に始まっていたのだった。。。
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