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「ねえねえ理沙そう言えば拓郎が小学校卒業して引っ越してから理沙変な夢を毎晩見て深夜に起きちゃって寝不足だとか毎日のように言ってたよね〜それってさ〜どんな夢だったの?   あの時、私達がいくら聞いても話してくれなかったよね?」   佐久間恵子に言われて周りにいた清水真美と谷岡涼子は興味深々というような顔で理沙の顔を覗き込んだ。「まあ、昔のことだし今は披露宴 なんだし話すよ。実は小学校を卒業してから毎日変な夢を毎晩見てたの。ずっと逃げても逃げても拓郎に追いかけられて。拓郎が好きだ僕と結婚してほしいって行ってきてさ〜まだ小学校を卒業したばかりだよ。そう言って私はいつも断ってるの」  真美は「夢なのに断ってるの?なんて言って断ってるの?」   理沙は言った「あなたとは結婚できません。私はリオ様みたいに渋くて大人のイケメンしか興味がありません。そしてどうせならお笑い芸人よりパテシェを私と同じように目指して自分の店を一緒にやってくれる人としか結婚しません。ってはっきり言ったの。そしたら拓郎は「じゃあパテシェに必ずなります。どこの専門学校に行くの?って言うので大学を出たら東京で一番有名なお菓子作りの専門学校に行くつもり。そう言ったの。そしたら拓郎はそうか、わかった。そう言った。そこで夢がいつも終わるの」 それを聞いた涼子と真美は理沙に言った。 「理沙、親友だから隠さず言うね。おめでたい席だから気にしないでね」 「何、何〜?怒らないわよ今私は披露宴会場なんだから」理沙は二人ににっこりと笑った。 理沙の親友の真美と諒子は理沙に言った。 「じゃあ言うね。それって多分夢操作だよ」 理沙は二人に聞いた「夢操作?夢操作って?」 二人は更に言った。「霊能者やイタコがいるようにこの日本には夢操作って言う職業もあるの」 理沙は「その職業がどうしたの?」 真美と涼子は言った「夢操作からは逃げられないの。理沙は拓郎に夢を操作されたんだよ。」  そして二人は更に理沙に言った。 「もし、拓郎に夢操作されたとしたら拓郎との結婚は運命なんかじゃない。あらかじめ仕組まれていたんだよ。  理沙は「そんなはずない」 理沙は一言呟いた。 真美と涼子は更に言った。「自宅に帰ったら聞いてみたら?まだ二次会もあるけどね」  そう言って三人は笑った。
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