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内容を後半から変えました。すみません。
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「何騒いでるんだ?」
「へっ! 領主様!」
「魔女です!」
「この街に来てくれたんですよ!」
領主様?
ここはユルク王国のどのあたりなのでしょうか。
地図を暗記しているとはいえ、方向が分からなくなってしまいました。
「魔女様ですか?」
「え? あ、様はいらないです。まだ何にも魔法が使えない魔女なので」
この人が領主様ですね。
流石貴族といいますか、身なりがしっかりしています。
刺繍が施された、透明と白のケープを羽織った私はとはまた違う、布がしっかりしています。
「ようこそ、エテセイユへ。まさか魔女様が来ていただけるとは思いませんでした」
「えーと、歓迎ありがとうございます。ここはエテセイユというのですね」
私は暗記した地図を思い出しました。
エテセイユはユルク王国の一番南。
そして海街となっています。
「海が綺麗ないいところですね」
「そう言って頂けると嬉しいです。もしかしたらしたらこの景観が奪われるかもしれませんので……」
「? 何か深い事情があるようですね」
「はい。さ、こうしてはいれません。魔女様は私の屋敷の方に泊まってください」
「そろそろ、魔女様ではなくユシェリと呼んでくださいませんか?」
「それが魔女様のお願いであるならば」
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