episode 2

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「それと、すみません。私は綺麗な街だなと思って寄り道しただけであって、屋敷に泊まるつもりはありません。折角ですが......」 「そうですか。ではまたここに来たときに。我々は歓迎しますよ」 「はい、その時はお願いします」 私は空を見上げました。 魔女になると、杖というものが必要となってきます。 魔力を半分で魔法を使えるようになるそれは私にとって、とても魅力的なものでもあります。 杖を得るにはどうしたら良いのでしょうか。 パステルは教えてくれませんでした。 成り行きでわかるわよ。 とはいっていましたが。 そして何より、私はこの大陸の情報を得なければならないのです。 「そういえば、この土地で有名な食べ物はありませんか? 私、食べ物が好きなのです!」 とりあえず、とばかりに私はいいました。 私はかなりの食いしん坊と言いますか、とにかく食べることが好きなのです。 「なら、タックル・トータを食べていったら?」 先程の女性がにっこりと微笑んでいました。 差し出される手には林檎のような赤い果実が乗っていたのです。 「これを使ったタルトが美味しいんだよ。それに、タックル・トータはここでしか採れないしね」 「本当ですか! 食べたいです!」
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