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気づけば大声で叫んでおり、私は少し恥ずかしい思いをしました。
タックル・トータという果物をふんだんに使ったタルトを片手に私は今、空を飛んでいます。
また来ますといつになるかもわからない約束を皆さんと交わし、この国の王都へと向かっているのです。
ラヴェリルにはない本を見られる場所、大図書館へと向かっています。
今度は王都の近くの森に降り立ちました。
箒を無限収納のバッグに入れ、一目では魔女とはわからないようにして、王都に入ったのです。
「さすが王都ですね」
「おや、嬢ちゃん、王都は初めて? 楽しんでね!」
大柄なおばさんに背を叩かれ私は突っ伏しながらもありがとうございます。といいました。
「図書館、としょか・・・・・・」
私は案内の地図をみて、更にそこに書いてある注意事項を見ました。
「入館料、39ペルカ......」
1ペルカで農民の一ヶ月分の給料ですから、39ペルカともなると貴族や良いところのお坊っちゃましか行けないのではないでしょうか。
でも、一度でいいので入ってみたいものです。
そこであることを思い付きました。
それは............
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