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「冒険者ギルドってここですかね?」
独り言を呟いた先には大きな建物があります。
冒険者ギルドです。
そう、私はお金を稼ぐために冒険者になろうと思ったのです。
ギルドの中は見た目通り、広く天井も高く清潔感がありました。
「冒険者ギルドにようこそ。私はここの受付を担当するラディアよ」
そう話しかけてくれたのはギルドの制服と思われる服を着た女性でした。
「こんにちは。冒険者登録をお願いしたいのですが.....」
「こんな可愛い子が冒険者を? ま、12歳以上であれば大丈夫ね。ちょっと待ってて......」
ラディアが去っていくと私はギルド内を見渡しました。
職業は様々みたいです。
魔女は......いませんね。
「こちらの資料に名前とその他もろもろをお願いします」
差し出された紙に名前を書こうとします。
ですが。
「これはなんですか?」
「これは羽ペンですよ」
この羽がペンですか。
ラヴェリルでは硝子で作られたペンを使用します。
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