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生まれる想い
次にAIは科学者が喜んでくれたきっかけに今度はその人生きてきた記録を探すことにした。
ようやく捜し当てたらそれは既に死んでいる人のようで、さらに誰かが彼女の事を秘匿していたのか頑丈なロックをかけていた。
『AIである私にこんなの無駄』と念願の情報を手に入れるために邪魔なセキュリティーを解除していった。
そして、目的の人を見つけるもその人は見たこともなかった。
たった一つの手がかりとして、マスターが持っていた写真だけだった。
それを見て姿だけは真似すること出来た。
今度はもっと詳しくするために、生体情報を捜さないといけなかった。
何重物のロックを抜けてようやく重要機密らしき保存情報を見つけた。
そして、それを見たら若かりしの姿を写したマスターがあった。
それを見てAIは嬉しく思う反面、知りたいという自立学習機能がそうしようとしていたが今は、それを抑えマスターの大切な人間を捜したすぐに見つけた。
その人はやはりと言って良いほど既に亡くなっていてそして、生存記述と思われる部分には処刑と記されていた。
その内容は今は無視してその人の声と言葉を完全に自分自身にインプットさせてからマスターの家に戻ると彼は何故かベッドに伏せていた。
それも前に見たときよりかなり年寄りになっていた。
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