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そう …
みんなが嫌がる
こんな寒い日の 外での水仕事 …
… プンプン！
『 みんな …
知ってるのかなぁ～！
これ！ たっ君がひとりで
やってくれてるの～！ 』
… トコトコトコ
… トコトコトコ
… なのにひどいじゃない！
ならね！
たっ君が知らないうちに！
今度は 私が！ これ …
やっぱ！ 何とかしなきゃっ！ …
… トコトコトコ
… トコトコトコ
なので …
私は バックヤードに戻ると
" 私の定位置 ” …
その 段ボール置き場で …
… パタン
… パタン
… パタン
… パタン
空の段ボールつぶしながら …
バックヤードに人が来るのを
待っていて …
… キョロ？
… あ？ 来た！…
… サササササ
… ぼそっ
「 ぁ … なんかチーフ
このところいろいろ
ありますよね … 」
… キョトン
「 … ん？
チーフに ？」
… ぼそっ
「 … なんか
バッグあけられた？
とか？ … 」
…？
「 … ぁあ 」
… ぼそっ
「 … でも
証拠もないのに
ここの人を
疑ったり … 」
…？
「 … ぅん 」
… ぼそ
「 … 疑われた人
この店であんなに
みんなの事だって
頑張ってる人なのに
それにわざわざ？
自分の職場でそんな事 … 」
… キョトン
… こそ
「 … ぅん
だよ ね …
なんか ね …
チーフも？いろいろ？
あったから …
まぁ … でも？
チーフいつも
忙しいし …
だから … バタバタで？
自分で？ 忘れて …
出しっぱなしに？
したんじゃ …
って … 皆？
謂ってるよ … 」
" … ぱちぱち！ パチくㇼ？… ”
… !?
「 … そう
なんです？… 」
ぅ！… よかったぁ～ !! …
… こそ
「 … だって！
なわけないじゃんねぇ … 」
… ほっ!
… にこにこ
『 … そうですよね！
たっ君仕事できるし！
みんなのためにって
いつも人の嫌がる仕事
頑張ってくれてるし！
そんな人じゃないですよね！』
… そうだよね ！ …
… なんだぁ～！ ほんと！
よかったぁ-----！…
… むふむふむふっ♪
…ニコニコニコ
… たじたじ
「 … ぇ？ ぅ ん 」
… スタスタスタ
… ﾆﾔﾆﾔ
「 … むふふふ♪ 」
… パタン
… パタン
… パタン
… パタン
… そうなんです！…
… 私はたっ君の事を
悪く謂われたのが嫌で …
だから …
この人だけでなく何人もの人に …
"… ちゃんと言っとかなきゃ …”
… って！
いつもの場所で
空の段ボール片付けながら …
… パタン
… パタン
… パタン
… パタン
… キョロㇼ
… サササササ
… ぼそっ
「 ぁ … なんかチーフ
このところいろいろ
ありますよね … 」
… キョトン
「 … ん？… 」
………
バックヤードに人が来るたび …
そっと近寄り … ひそひそ！
しっかりとたっ君の弁明を！してて …
… パタン
… パタン
… パタン
… パタン
… ふぅ ～
… も？ 大丈夫かな？ …
そうして …
この日は もう …
私はなに事も なかったかの様に
たっ君と一緒に帰り …
一緒にご飯食べて …
… カチャカチャ！
… ガツガツ！
… もぐもぐもぐ
「 … ぅ！
これ！うっ …
めぇ ---！」
… ガツガツ！
… もぐもぐもぐ
…ニコ！
「 … な？ 絶対うまいだろ！
あ ----- ぁ！ こいつなら
無限食いできそぅ！」
… ガツガツ！
… もぐもぐもぐ
… サササササ！
「 … あ ！
ありがとうございます！」
それは …
そのお店の人も喜ぶくらいな！
たっ君の豪快な食べっぷり！で …
… ぽっ！
「 … ぅん 」
そんな …
たっ君のキラキラな笑顔と …
めちゃめちゃ大食いな！ で！
"… ここ全部！明るくしてくれて！…”
そんな平和すぎなたっ君に見とれて …
私 … 安心して …
… ぽかぽかぽかぁ ～ …
… だから温かくなれて …
… ぽかぽか
「 … うん
おいしいね …
あったまる … 」
でも …
この日の 私の した事 …
また？
良い方にはいかずに …
… それは
私の休みあけの日 …
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